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米ドル円(USD/JPY)、ユーロドル(EUR/USD)、ユーロ円(EUR/JPY)の相関関係を解説します!

2020年9月25日

 

こんにちは、SHUです。

 

みなさん、FXで取引するとき、通貨の相関性を気にしていますか?

 

日本人にとって最も身近な通貨、『ユーロドル、ドル円、ユーロ円』。

 

本記事では、この3つの通貨ペアとそれぞれの相関関係について解説します。

 

用語解説

  • 相関
    ある通貨ペアとある通貨ペアが、ともに上昇(下降)していること。
  • 逆相関
    ある通貨ペアは上昇(下降)しているが、ある通貨ペアは下降(上昇)していること。

ポイント

  • 米国のドル(USD)を基軸通貨とする国際通貨体制
  • ユーロドル(EUR/USD)が最も取引されている通貨ペア、基準
  • ユーロ円(EUR/JPY)は合成通貨
  • その時々の各国金融政策、経済状況によって通貨の相関関係は変わる

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ドル円(USD/JPY)、ユーロドル(EUR/USD)の相関性

逆相関

基本9割程度は、ドル円が上がればユーロドルは下がり、ドル円が下がればユーロドルは上がります。

 

ユーロが強い相場と想定した場合、ユーロが買われて、米ドルが売られていますので、『ユーロ高・米ドル安』となります。

 

米ドルが売られて下がった場合、円は相対的に反対に動きますので、米ドル円は、『米ドル安・円高』になります。

 

2つの通貨ペアは、反対の値動きをしていますので、逆相関となります。

ポイント

ユーロドル(EUR/USD)とドル円(USD/JPY)が「逆相関」の場合

・ユーロドルが上昇すれば、ドル円は下降する場合が多い。

・ユーロドルが下降すれば、ドル円は上昇する場合が多い。

 

相関

全体の1割程度、ドル円とユーロドルの逆相関が崩れるパターンがあります。

 

1日単位でも、抵抗帯の位置や相場状況によってドル円とユーロドルの逆相関が崩れるパターンが見られることがあります。

 

しかし、基本はドル円が上がればユーロドルは下がる逆相関で理解しておけば大丈夫です。

 

相場が上昇していると想定した場合、ユーロが買われ、ユーロほどではないが米ドルも買われているという状況です。(円が弱い状態)

 

2つの通貨ペアは、ともに同じ値動きをしていますので、相関となります。

 

  • 相場が上昇している場合、『ユーロ>ドル>円
  • 相場が下降している場合、『ユーロ<ドル<円

 

このような相場では、ユーロ円(EUR/JPY)の取引がチャンスという事になります。

 

ポイント

ユーロドルとドル円が「相関」の場合

・ユーロドルとドル円がともに上昇するときは、ユーロ円の買いに注目。(リスクオン相場)

・ユーロドルとドル円がともに下降するときは、ユーロ円の売りに注目(リスクオフ相場)

「リスクオン相場」

ドル円もユーロドルも上昇する相場がたまにあります。円はリスク回避通貨、米ドルも円ほどではないがリスク回避通貨です。これらリスク回避通貨が弱まるような相場は、リスクオン相場と呼ばれます。(景気が良好といえます。)リスクオン相場では、ユーロ円が強力に上昇します!

例:アベノミクス相場(2013~2014年頃)

「リスクオフ相場」

逆に、ドル円もユーロドルも下落する相場があり、リスクオフ相場といいます。(景気が後退しています。)このような相場は、ユーロ円が強力に下落します。

例:リーマンショック(2008年頃)(景気後退)

 

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逆相関チャート例

とある日の、15分足のチャートを見ていきます。

  • トレンド方向性 → 赤矢印
  • トレンド転換ポイント → 赤丸

※時間帯は全て同じ時間帯です。

 

ドル円(USD/JPY)チャート

 

ドル円チャートを見てみると、はじめは、ドルが売られ(円が買われ)ています。

 

赤丸でトレンドが転換し、ドルが買われ(円が売られ)ているのがわかります。

 

ユーロドル(EUR/USD)チャート

 

ユーロドルチャートを見てみると、はじめは、ユーロが買われ(ドルが売られ)ています。

 

赤丸でトレンドが変わり、今度はユーロが売られ(ドルが買われ)ているのがわかります。

 

ユーロ円(EUR/JPY)チャート

 

ユーロ円チャートでは、はじめは、ユーロが売られ(円が買われ)ています。

 

赤丸以降では、上昇していることから、ユーロドルの下げよりも、ドル円の上昇の方が強かったことを意味します。

 

まとめ

各通貨の相関性がわかれば、トレードを優位に進めることができます。

 

メモ

  • ユーロドルが上昇すれば、ドル円は下降する場合が多い
  • ユーロドルが下降すれば、ドル円は上昇する場合が多い
  • ユーロドルとドル円がともに上昇するときは、ユーロ円の買いに注目
  • ユーロドルとドル円がともに下降するときは、ユーロ円の売りに注目
  • 全体の9割のドル円とユーロドルは逆相関
  • 残りの1割のドル円とユーロドルは相関

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